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Pythonで文字列を結合（join, +演算子）

この記事では、Pythonで文字列を結合する2つの主要な方法である、joinメソッドと+演算子について解説します。それぞれの方法の特徴、パフォーマンス、そして使い分けについて詳しく説明します。

目次

joinメソッドによる結合

joinメソッドは、リストやタプルの要素を文字列で結合する際に最も効率的な方法です。

strings = ['This', 'is', 'a', 'sentence.']
result = ' '.join(strings)
print(result) # 出力: This is a sentence.

上記の例では、スペース(' ')を区切り文字として使用し、リストの要素を結合しています。区切り文字は任意の文字列に設定可能です。

strings = ['apple', 'banana', 'cherry']
result = ','.join(strings)
print(result) # 出力: apple,banana,cherry
numbers = ['1', '2', '3']
result = ''.join(numbers)
print(result) # 出力: 123

+演算子による結合

+演算子を使用して文字列を結合することもできますが、joinメソッドに比べて効率性が劣ります。

str1 = "Hello"
str2 = "World"
result = str1 + " " + str2
print(result) # 出力: HelloWorld

複数の文字列を結合する場合は、+演算子を複数回使用することになり、コードが冗長になります。

str1 = 'Python'
str2 = 'is'
str3 = 'great'
result = str1 + ' ' + str2 + ' ' + str3
print(result) # 出力: Python is great

パフォーマンス比較

joinメソッドは、特に多数の文字列を結合する場合、+演算子よりもはるかに高速です。これは、joinメソッドが内部的により効率的な方法で文字列操作を行うためです。

# 1000個の文字列を結合する例
import time
strings = [str(i) for i in range(1000)]

start_time = time.time()
result_join = ''.join(strings)
end_time = time.time()
print(f"joinメソッドの実行時間: {end_time - start_time:.6f}秒")

result_plus = ''
start_time = time.time()
for s in strings:
    result_plus += s
end_time = time.time()
print(f"+演算子の実行時間: {end_time - start_time:.6f}秒")

どちらを使うべきか？

多くの場合、joinメソッドを使用することをお勧めします。joinメソッドは、コードが簡潔で、パフォーマンスも優れているためです。+演算子は、ごく少数の文字列を結合する場合にのみ適しています。

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