Pythonで文字列の大文字・小文字を変換（upper, lower, capitalize, title, swapcase）

この記事では、Pythonで文字列の大文字・小文字を変換する方法を解説します。`upper()`、`lower()`、`capitalize()`、`title()`、`swapcase()`メソッドの使い方と、それぞれのメソッドの動作の違いについてサンプルコード付きで説明します。

upper(): 全て大文字に変換

`upper()`メソッドは、文字列の全てを大文字に変換します。

text = "hello world"
print(text.upper())  # OUTPUT: HELLO WORLD

数字や記号はそのままです。

`lower()`メソッドは、文字列の全てを小文字に変換します。

text = "Hello World"
print(text.lower())  # OUTPUT: hello world

数字や記号はそのままです。

`capitalize()`メソッドは、文字列の先頭文字を大文字に変換し、残りの文字を小文字に変換します。

text = "hello world"
print(text.capitalize())  # OUTPUT: Hello world
text = "HELLO WORLD"
print(text.capitalize()) # OUTPUT: Hello world

既に大文字で始まっている場合も、先頭文字は大文字になります。

`title()`メソッドは、文字列の各単語の先頭文字を大文字に変換し、残りの文字を小文字に変換します。

text = "hello world"
print(text.title())  # OUTPUT: Hello World
text = "hello world  python"
print(text.title()) # OUTPUT: Hello World  Python

スペース区切りで単語を認識します。

`swapcase()`メソッドは、文字列の大文字と小文字を入れ替えます。

text = "Hello World"
print(text.swapcase())  # OUTPUT: hELLO wORLD
text = "hello world"
print(text.swapcase())  # OUTPUT: HELLO WORLD

大文字は小文字に、小文字は大文字に変換されます。

これらのメソッドは元の文字列を変更するのではなく、新しい文字列を返します。元の文字列を変更したい場合は、代入演算子を使用する必要があります。例：`text = text.upper()`

Unicode文字も適切に処理されます。