Pythonでリストに要素を追加（append, extend, insert）

この記事では、Pythonのリストに要素を追加する3つの主要なメソッドであるappend(), extend(), insert()について説明します。それぞれのメソッドの使用方法、違い、そして具体的な使用例をサンプルコード付きで解説します。

append(): リストの末尾に要素を追加

リストの末尾に単一の要素を追加するには、append()メソッドを使用します。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.append(4)
print(my_list)  # 出力: [1, 2, 3, 4]

append()メソッドは、リストをインプレースで変更します。つまり、新しいリストを返すのではなく、元のリスト自体が変更されます。

extend(): リストの末尾に複数の要素を追加

リストの末尾に複数の要素を追加するには、extend()メソッドを使用します。引数には、イテラブルオブジェクト（リスト、タプルなど）を指定します。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.extend([4, 5, 6])
print(my_list)  # 出力: [1, 2, 3, 4, 5, 6]

my_list = [1, 2, 3]
my_list.extend(range(4, 7))
print(my_list) # 出力: [1, 2, 3, 4, 5, 6]

extend()メソッドも、リストをインプレースで変更します。

insert(): リストの任意の位置に要素を追加

リストの任意の位置に要素を追加するには、insert()メソッドを使用します。第1引数には挿入位置のインデックス、第2引数には追加する要素を指定します。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.insert(1, 4)  # インデックス1の位置に4を追加
print(my_list)  # 出力: [1, 4, 2, 3]

my_list.insert(0,0) # 先頭に0を追加
print(my_list) #出力: [0,1,4,2,3]

insert()メソッドも、リストをインプレースで変更します。インデックスがリストのサイズを超えていてもエラーになりません。リストの末尾に追加されます。

まとめ

append(), extend(), insert()は、リストに要素を追加するための便利なメソッドです。append()は末尾に1つの要素、extend()は末尾に複数の要素、insert()は任意の位置に要素を追加します。それぞれのメソッドの特徴を理解し、適切なメソッドを選択して使用しましょう。

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